ふじお [Fujio]全身画 / 過去】 【表情 / 過去】 【
「だったら心配無用だよ。ここは俺に任せてくれるか?」
名前:藤雄(ふじお)
種族:★ヒスイウインディ♂  特性:−
性格:のんき  個性:−
一人称:俺  二人称:お前
身長:193cm  年齢:23歳
現住地:コトブキムラ  出身地:帳岬

2年前に純白の凍土から出て各地を旅した男性。
ピオンが進化する方法と"家族"を見つけるため、
ピオンと共にコトブキムラにやって来た。

広い視野を持って周囲を見守り、気を配りながら
助けが必要な相手のフォローやカバーが得意。
双子の兄・さくらぎに負けず劣らず誠実である。

2年前の陰鬱な雰囲気は一変し、傷は目立つが
本来の明るく気さくな人柄に戻っている。
"人たらし"と称される言動は悪い癖である。

数年近く護衛として動いていたこともあり、
桜木道場の面々に引けを取らない実力の持ち主。
たまに彼らの調査の手伝いもしているらしい。

ピオン(アローラキュウコン♀)
最初はただ利用するだけの存在だったが、彼女を知っていくうちに本心から側に居たいと思うようになる。
彼女が自分の手で"未来"を掴んだ瞬間は本当に嬉しかった。進化した彼女も美しくて可愛くて愛おしい。

「あのなぁ…そういうことを口に出すから、"子供"と思われるんだぞ?ピオン」
「──俺も、こんなにも美しい景色があるんだと、知れて良かった。ありがとう」

さくらぎ(ヒスイウインディ♂)
双子の兄。唯一の肉親。自分が生きていると喜んでくれた時は、思わず泣きそうになるくらい嬉しかった。
「今日はさくと一緒に調査だな!よし、久々に双子の連携を皆にお披露目しようぜ!」

ぼたん(キュウコン♀)
大切な幼馴染。自分が生きて帰ってきたことで、彼女の肩の荷が下りたのだと思うと心から安心した。
「…お嬢、ずっとつらい思いをさせてごめん」「ぼたん!…はぁ、慣れないな!」

まつもと(ヒスイダイケンキ♀)
初恋の相手。自分に大切な感情を教えてくれた女の子。"好き"の形は変わっても、ずっと特別な存在。
「まつもと!任務だっけ?頑張れ!」「…しょうもべた惚れみたいだな。あはは」

はぎわら(ヒスイバクフーン♂)
大切な人が恋する男性。普段の飄々とした素振りが崩れるところを見ると多少喜んでしまっている。
「はぎわらと話すの、楽しいぞ?女のひとにモテるだけあるな〜って感じるし」
うめだ 組の組員。組員の中でも男気があり、外見だけでは器が計り知れない女の子。
「うめだ──はそんなに変わってないな!でもその脚で相手を黙らせてきたってのは分かるよ」
やなぎさわ 組の組員。昔と同じように自分を"兄貴"と慕ってくれる彼がとても可愛い。
「あはは…やなぎさわ、その呼び方じゃ誤解されないか?もちろん俺は悪い気はしないけどさ!」
きくち 組の組員。組の皆を見守ってくれる年長で、強さと優しさを併せ持つ頼もしい男性。
「きくちさん、俺も手伝えることがあったら言ってくださいね。皆のために俺も頑張りたいので!」
きりやま 組の組員。昔と変わらない元気な兄さん的存在。髪を切る時は少し寂しそうだった。
「そうしょんぼりせず…きりやまさんに整えてもらった髪、いい感じですよ。また伸びたらお願いしますね」
すすきの 組の元組員。女装はさておき、今が(いろいろと)楽しそうで何よりだと思っている。
「すすきのさんって、そんな風に怒るんですね……痛い痛い!なんで頬つねるんですか!暴力反対!」
あやめ "かるでら"の従業員。昔少しだけ会っていた女の子が随分と大人な女性になって驚いた。
「あやめさん、本当に綺麗になって…貫禄のある渋い男性の隣に並ぶととてもお似合いというか…」
こうよう 調査隊の隊長。若くして隊長を務める一面を尊敬し、年頃な反応を微笑ましく思っている。
「"隊長"のこうようは凛々しいけど、そうして夕飯を食べてる姿は"女の子"って感じで癒されるな」
「その……記憶が……ない。自分が誰なのか分からないんだ……」
名前:藤雄(ふじお)  仮名:ゴンベエ(ピオン命名)
種族:★ヒスイウインディ♂  特性:−
性格:のんき  個性:−
一人称:俺  二人称:お前
身長:193cm  年齢:21歳
現住地:シンジュ集落から離れた場所  

群青の海岸が拠点の組に所属する組員…
だったのは5年前の話。"粛清"として実父に
傷を負わされた後、海に突き落とされてしまう。

命からがら純白の凍土の岸辺に流れ着くと、
別の地方からやって来た少女ピオンに救助され、
記憶喪失と嘘を吐き彼女と生活するようになる。

故郷に居た頃のように他者を信じられないため、
素っ気ない態度で表情も抑えようとしているが、
面倒見の良さだけは健在でお節介を焼きがち。

ピオンと2人で暮らしているはずなのだが、
誰かに"視られている"のをたまに感じている。
察しは良いのでその違和感が気になっている。
※本編から約2年前のお話になります
ピオン(アローラロコン♀)
死にかけの自分を助けてくれた、ちょっと変わった女の子。見た目は可愛いが性格は少し捻じ曲がっている。
二度と故郷には戻れないと思っているため、彼女の善意を利用して生き永らえることに罪悪感を覚えている。

「はっ……ゴンベエ!?そ、そんな仮名……ゴンベと似ていて呼びづらいだろ!!」
「ピオンは思ったよりずっと子供だな。ほら、またそうやって顔を膨らせて怒ってる」

しょう(フタチマル♀)※当時の種族
組の組員で記憶喪失だった。表情は乏しいが自分の気持ちを素直に伝えてくれる女の子。
表面上ではなく本質を見てくれる彼女に惹かれ、後に恋人のように近しい距離で接するようになるのだが…。

「ふふ…しょうは可愛いな。茶菓子を貰ったから、よければ一緒に食べないか?」
「…嫌な組員に絡まれてないかな。飯は…大丈夫か。でも休まず働きがちだしな…」

さくらみ(ヒスイウインディ♂)
双子の兄。組の組員であり、次期組長を支えるべく育てられ、大勢からの期待を背負ってきた。
自分と顔は同じでも自分と違って勤勉で実直で、弟である自分を下に見ない、真面目な自慢の兄だった。

「どうかな?今日の俺はいつもと違うから、さくの方が負けるかもだぞ?」
「きっと戻っても…困らせるだけだろうな…さくも俺のこと…殺してくるのかな」

ぼたん(キュウコン♀)
組の組長の娘で幼馴染。自分の兄の想い人であり、自分の兄を想ってくれている少女。
自分が"粛清"されたことに責任を感じていないか、兄とは上手くやれているかが心残りになっている。

「大人になったら、いろんな場所に出かけよう!俺とさくがお嬢を守るから!」
「さくはすぐひとりで抱えるし…お嬢は…落ち込んでなければいいけど…」

・群青の海岸の"帳岬"で双子の弟として誕生、双子の兄"さくらみ"と共に組の組員として育てられる
・父"よしのだ"は組の組長の右腕であり、自身も組の為にと兄に負けず劣らず努力し続けてきた
・組長の娘である"ぼたん"とは同い年であり、時間を持て余す際にはさくらみと共に遊び相手となっていた
・次期組長でぼたんの兄は他の組員が世話係についていたので、仕事で同行するまで接触は少なかったが、
 何故か彼からはあまり良く思われていなかったので、いつか彼に認めてもらえるようにと思っていた
・また、色違いである自分は、他の組員からも後ろ指を指されたり揶揄われたりすることが多かったのだが、
 そんなことを一切気にしない素振りを見せながら、馬鹿にしてくる相手にも笑顔で接していた
・さくらみがぼたんに対して想いを寄せていることにとっくに気付いていたので、
 2人が共に歩む未来を願い、弟なりに助言したり気を利かせたりと手助けをしている……つもりだった

・16歳になった頃、ぼたんにも浮いた話が出てくるようになった
・案の定さくらみが気落ちしていたので、手合わせ中にぼたんの話をすることにした
・「お前がそんなにのんきにしてると、俺がお嬢を取っちゃうぞ」と冗談交じりに言うと、
 「お前…そんな気もない癖によく言う」とさくらみが返してきた
・「発破かけたつもりなのに。まあ俺はほかに好きなやつがいるから」と続けて言ったのだが、
 「…オレはお嬢が幸せなら、それでいいんだ」とさくらみが言うので、その日は大人しく住居に戻った

・数日後、夜遅く父親から起こされ、組長や次期組長の前に連れて行かれた
・とある組員が「ふじおがお嬢を使って組を乗っ取るつもりかも」などと組長や次期組長に密告したようで、
 それは誤解であると伝えるも次期組長からは「お前のことなど信じられない」と突っぱねられてしまう
・次期組長が「今ここで殺してやる」と怒りを露わにするので、自分は何も言えなくなっていたところに
 「身内の処分でしたら私が。若の手を煩わせる必要はございません」と、父親が提案してきた
・組長たちの目の前で、父親は実の息子である自分への攻撃の手をやめなかった
・痛々しい姿の自分を目にした組長が「もういい、早く海にでも沈めて来い」と言ってきたので、父親が
 「分かりました。若もよろしいですね?」と確認をすると、一応納得した次期組長は小さく頷いていた
・そんな彼らのやりとりを聞きながら、次第に意識は朦朧としていった
・そして、自分に泣きながら謝り「生きていれば……」と、言葉を残してその場を去る父親の"夢"を見た

・次期組長がふじおを殺しても良いと思うほどに何故か憎んでいるのは、組長も父親も分かっていたため、
 彼らは何とか一芝居を打ってふじおをどこか遠くへ逃がせないかと考えていた
・そして父親は恨まれることを覚悟し、瀕死になったふじおをある程度回復させた後に小舟の乗せ、
 ふじおが遠くの地で暮らせるようにと祈りながら海に送り出していった
・自分があらゆる場所へ赴く度に、生き延びた息子に再会できることを夢見たが、それだけは叶わなかった

・父親に殺されたと思っていたので、目が覚めて自分が生きていることにまず驚いていた
・自分の隣には真っ白い少女が横たわっており、自分が起きたことに気付くと慌てながら顔を上げて
 「起きたのね!?生きてるのね!?喋れる!?」と矢継ぎ早に確認してきた
・そんな少女を見て「忙しない子供だな……」と思いながらも、意識がはっきりしてきたところで、
 少女は"ピオン"という名前の女の子で、自分は純白の凍土に流れ着いたのだと彼女経由で知った
・自分が聞いたからとピオンから名前を聞かれたのだが、もし自分が生きていると知れ渡れば
 「また組の誰かに殺されるのかもしれない」……と不安になり咄嗟に"記憶がない"と嘘を吐いた
・ピオンには騙しているようで心苦しかったが、自分はどうしても死にたくはなかったため
 ばつが悪い顔をしていると「あっそ。じゃあアナタは名無しだからゴンベエね」とピオンが言ってきた
・仮でも名前をつけなければいけないからといって"ゴンベエ"はないだろうと、
 思わずピオンにツッコミをしてしまい、彼女にますます記憶喪失ではないと疑われたが、
 「そんなことはいいの。それよりアナタ、住む宛てないんでしょ?ここで暮らして構わないわ」と
 突然言われ、彼女の言う通りだったので間髪入れずにその誘いに応じ、彼女との共同生活が始まった

・ピオンと暮らすようになって、彼女が何をどうしたら今日まで生きてこれたか分からないほど、
 彼女には生きる力が欠けており、彼女が生きてこれた事実に感謝していた
(後に彼女が生き延びたのが誰のお陰か知ることになるが、それはまた別のお話)
・ほのおタイプであり料理はそれなりにしてきたこともあって彼女にあたたかい料理を振る舞い、
 昼夜を逆転させる生活を送るほどには狙われやすい彼女の身の安全を保障するよう証明し、
 彼女を害しない住民らと関わっていくことで食料を分けてもらったり仕事を回してもらったりと、
 彼女の役に立てるよう自分なりに精一杯尽力してきた
・また、ピオンに対しては最初そこ「可愛い顔して性格がキツいな…」と思っていたのだが、
 自分より3つ下だという割には子供っぽく、人に頼ることが苦手でできないことも自分でやろうとして
 「今までに会ったことのない、世話が焼ける子だな」と次第に微笑ましく思える存在に変わっていった

・ピオンとの暮らしも5年が経った頃、彼女に抱いていた疑問を投げかけた
・「ピオンは出会った時からずっと姿が変わらない。進化していないから……かもしれないけど、
  それにしたって変わらなさすぎる。……なあ、お前は、"そのまま"で本当にいいのか?」
・彼女は暫く悩んでいたが、「……ワタシは、変わりたい……進化、してみたいよ」と答えてくれた
・その答えが嬉しいあまり「じゃあ、一緒にここから出よう!ピオンが進化する方法を探そう!」
 そう口にした直後、ピオンのすぐ後ろから背の高い女性が姿を現し、物凄い形相で睨んでいた

・「黙って聞いていればくだらないことを長々と喋ってくれたわね、この女誑しが」と、
 低くはっきりした声で自分を罵倒しながら手に持った針のような武器で自分を攻撃してきた
(純白の凍土に来てから感じていた視線はピオンに憑りついている彼女のものだと把握した)
・ピオンに「なんて奴に憑りつかれてるんだお前!」と言いながら悪霊の攻撃を避けるも
 「女の子に対しての言葉遣いがなってないわね、0点よ」と際限なく武器を投擲してくる悪霊、
 当のピオンは悪霊を止めようにも相手にされず、自分は延々と甚振られていた
・傷だらけになっても悪霊に負けじと睨みつけていると、悪霊が"幽霊になった経緯"を喋り出していた
・幽霊の過去は自分の受けた仕打ちと比べ物にならないほどに惨たらしく、
 その話だけを聞いていればきっと自分は抵抗することができなくなっていたのだろうが、
 幽霊の苦しみや怒りがどうであれ自分は言わなければいけないことをそのまま口にしていた
・「あんたが辛い思いをしたのは分かる。恨まれて殺された奴等に同情なんかしない。
  でも、だからって、ピオンの未来を奪っていい理由になるわけないだろ!!」
・「その子は私が助けなきゃ死んでたわ!私が守ってあげていたの!!分かる!?」
 「助けてあげたから死ぬまであんたの側に居続けさせるのは間違ってる、絶対に!」
 そうして幽霊との口論を続けていく中でいつの間にか幽霊は涙を流しながら
 「私だってこんなこと無意味だと分かってるわよ!!」と思いもよらない言葉を叫んでいた
・幽霊の本音を聞き続けた自分は彼女の行き場のない感情をどうにもしてあげられず悔しがるも、
 ピオンのことだけは双方のためにも何とかしなければと思っていたので、惨めにも頭を下げながら
 「お願いです、赦してください。ピオンを自由にしてあげてください…!」と頼み続けるしかなかった
・どうすればいいのか分からず時間だけが過ぎていく自分たちの前に突然
 「やっと見つけた!」と嬉しそうに声を上げる、白い少年が現れた

・突然現れた白い少年は、幽霊──母親を迎えに来た息子だったようで、
 父親が待っていることを伝えるも幽霊はピオンのことを気にしていたようだった
・いつの間にか涙を流していたピオンはそれを拭い、真っ直ぐ幽霊を見つめながら
 「ワタシならもう大丈夫だから、心配しないで……おねえさん!」
 そう伝えると、幽霊は安心したように自分たちに一瞥して、少年と一緒に消えて行った

・例の件から数日後、自分たちの住居に簡易的なお墓を3つ作り、荷造りを済ませていた
・苦しめる存在でもあり、守ってくれる存在でもあったあの幽霊を失ったピオンは、
 どこか寂しそうな顔をしていたので思わず「俺はピオンと一緒にいるよ」と声を掛けていた
・ほっとした顔を見せたと思った直後「ところでいい加減アナタの本当の名前を教えてくれる?」と
 意地の悪そうな顔で見つめられてしまい、思わず溜息を吐きながら一呼吸して
 「……"ふじお"だよ。ゴンベエはもう勘弁してくれ」と答えた
・「ふじお……素敵な名前じゃない。これからよろしくね?ふじお」
 「俺の父さんが付けてくれた名前だよ。……これからよろしく、ピオン」
・笑い合いながら自分とピオンは、お世話になった住処を後にして純白の凍土から旅立った
【募集中】お友達
お友達、よろしければ!よろしくお願いします!優しいけどちょっと思わせぶりな言動しがち!