ピオン [Pion]全身画 / 進化前】 【表情 / 進化前】 【
「今は真似事だけど、いずれ"本物"にしてみせるんだから!」
名前:ピオン
種族:アローラキュウコン♀  特性:−
性格:てれや  個性:−
一人称:ワタシ  二人称:アナタ
身長:160cm  年齢:20歳
現住地:コトブキムラ  出身地:アローラ地方

2年前に純白の凍土から出て各地を旅した少女。
進化する方法とふじおの"家族"を見つけるため、
ふじおと共にコトブキムラにやって来た。

ふじおや桜木道場の面々の協力もあり進化した。
現在は進化した身体に慣れるよう出歩きながら、
"医者"になるべく勉学に励み日々精進している。

凍土で暮らしていた頃の名残で考え方がシビア。
ただし性根の曲がり具合は多少和らいだようで
思ったことを率直に言う程度に留まっている。

進化しても外見の愛らしさや物珍しさは健在。
ひとりだと真っ先に声を掛けられてしまうので、
ふじおを筆頭に誰かと同行が常となっている。

ふじお(★ヒスイウインディ♂)
最初はただ利用するだけの存在だったが、彼を知っていくうちに彼と生きたいと強く願うようになる。
彼が家族と再会した時"大事な存在"だと紹介してくれて嬉しかった。格好良くて優しくて少し狡い彼が好き。

「ワタシも進化して"大人"になったんだから、子供扱いしないこと!いい!?」
「ふじおが側に居てくれたから、こんなにも広い世界を見られたの。……ありがとう」

まつもと(ヒスイダイケンキ♀)
ふじおの初恋の相手。何かと比べてしまうが、彼女からは「ふじおに優しくしろ」と注意されがち。
遠慮がないなと思う一方、彼女の本心からの言葉はどこか心地が良く、嫌な気はしない。

「まつもと!調査も任務もないなら一緒に出かけて!ひとりは危ないから!」
さくらぎ ふじおの双子の兄で、桜木道場の跡取り。真面目で堅そう(岩タイプだし)と思っている。
「ふじおと同じ顔なのに全っ然似てない!不思議ね……」「……優しいところは、似てるかも」
うめだ 桜木道場の門下生。女破天荒で大雑把だが、彼女と一緒に過ごす時間は悪くない。
「うめだは本当に足癖悪いんだから……でも助かったわ。アナタ護衛としては優秀ね!」
やなぎさわ 桜木道場の門下生。自分が進化した時は身長に対してホッとしたと聞いて残念に思った。
「はぁ…やなぎさわ、アナタ身も心も小さい男ね…気配りとかは他の誰よりも上手なのに…」
きくち 桜木道場の面々を取りまとめている男性。顔は怖いが誰よりまともなことを言うおじさん。
「き、きくち…アナタ顔に似合わず実はいい人なの!?人を見た目で判断しちゃダメってことね…」
はぎわら "かるでら"のオーナー。胡散臭いしどこか"おねえさん"に近いものを感じている。
「はぎわら〜!また子供だって馬鹿にして!そのにやけ面、歪ませてやるんだから〜!」
すすきの "かるでら"の従業員。「何で男なのに女装してるの?」と不躾に聞いて叱られた。
「ワタシもすすきのに料理でも習おうかしら。ふじおに美味しいもの食べさせてあげた…嫌がらないでよ!」
あやめ "かるでら"の従業員。いろいろと大きくて羨ましい。愛嬌があるなと思っている。
「え!?あやめ、アナタきくちのことが好きなの!?……へえ、そう……見る目はあるのね……」
ぼたん ふじおの幼馴染で、"かるでら"の従業員。自分と一応同族だが何だか不思議な存在。
「ぼたんって、いかにも周りから守られてるって感じ。まるでお姫様みたいね」「……同じ種族なのに、な」
きりやま 髪結いの男性。声がとても大きい。人が好いんだろうとは薄々感じている。
「きりやまぁ〜もっと女らしい髪型ってないの?進化前よりは子供っぽさは無いと思うけど…」
こうよう 調査隊の隊長。自分の医療知識を評価してくれるので少し嬉しく思っている。
「ほ、褒めても何も出ないわよ!こうよう!…まあ、次があるならまた付いて行ってあげてもいいわ!?」
「まあいいわ。どこの誰であろうと知ったことじゃないもの」
名前:ピオン
種族:アローラロコン♀  特性:−
性格:てれや  個性:−
一人称:ワタシ  二人称:アナタ
身長:143cm  年齢:18歳
現住地:シンジュ集落から離れた場所

遠い地方から家族と共にやって来た女の子。
しかし家族と運悪く逸れて孤独になってしまい、
女医の"おねえさん"に拾われて現在に至る。

その外見の愛らしさや物珍しさは一目瞭然で、
異性から声を掛けられることが非常に多く、
"おねえさん"からは用心するよう注意されがち。

外見の可愛さに反し、内面はあまり可愛くない。
己の身を守りながら独りで生き抜いてきたせいか
物事の捉え方が屈折しており、誰にでも辛辣。

ずっと"おねえさん"と暮らしていたのだが、
岸辺で倒れている少年を助けたことを機に
自分の世界が大きく変化していくことになる。
※本編から約2年前のお話になります
ゴンベエ(★ヒスイウインディ♂)
岸辺で倒れていたところを助けてあげた。自分を食い物にしない彼を信頼し側に置くことになる。
"記憶喪失"と称する彼の実情はどうあれ、彼の恩義を利用して共に生きることに背徳感を抱いている。

「…記憶喪失の癖に"ゴンベ"という種族は知ってるのね。変わった記憶喪失だこと」
「アナタこそ礼を言われただけで嬉しそうにして!ワタシの目は誤魔化せないわよ!」

おねえさん(ヒスイゾロアーク♀)
自分を拾ってくれた医者の女性。彼女のお陰で平穏無事に生きられたと言っても過言ではない。
しかし彼女の過干渉には思うところがあり、このままではいけないと頭では分かっているのだが…。

「おねえさんは優しい。ワタシには優しい……けど……ワタシが、何とかしなきゃ」

・10歳の頃に家族と共にアローラ地方から観光のつもりで純白の凍土にやって来た女の子
・しかし運悪く家族とは逸れ、家族に置いて行かれる形で離れ離れになり、
 ヒスイ地方では珍しいポケモンである自分は、この地で誰にも頼ることができなかった
・自分に声を掛けてくる相手は、自分を心配しているのではなく
 自分を捕まえて売りつけるか、息絶えるまで遊び道具にするか、剥製にでもする連中しかいなかった
・そんな連中のうち、やたら飢えた男が自分に襲い掛かってきて「ああ、もうだめだ」と思ったその瞬間、
 目の前の男が血だらけになって絶命、そして自分の背後には白くて赤い"幽霊の女性"が立っていた

・白くて赤い幽霊の女性は名乗らない・年齢を言わない・幽霊になった経緯を教えない謎だらけの女だった
・ただ短く「アナタ、白くてなんだかワタシと似てる。まるで本当の娘みたいだわ」と言い放ち、
 それ以来自分にずっと"憑き纏う"ようになった
・確かに憑かれてはいるが、彼女が実際に自分を悪人共から守ってくれており、
 自分が怪我をした時や熱を出して苦しんだ時には適切な処置を教えて病からも守ってくれていた
・ただ、自分を守るためとはいえ"相手を手に掛けること"だけは良く思っていなかったので、
 殺しは極力しないよう懇願しているし、彼女もそれを渋々聞き入れてくれている
・母親のように振る舞う彼女に対し、若くて綺麗なので母親には思えないから"おねえさん"と呼んでいる
・2人きりで一緒に過ごしている時は本当に優しくて、お茶目で心強い女性でありながら、
 自分に悪意を持って近付く輩には無慈悲で無感情で恐ろしい女に変わる彼女の側を離れられなかった
・彼女と出会って3年が経ち、北東の岸辺を歩いていると珍しい種族の少年が倒れているのを発見した

・純白の凍土の北東の岸辺で倒れていた少年は、自分よりも体が大きく持ち運ぶことが困難だった
・"おねえさん"は「そんな子助けて何になるの」「また騙されても知らないわよ」と釘を刺してきたが、
 それでも自分が諦めずに彼を引き摺って少しずつ歩を進める様子を見て呆れたのか力を貸してくれた
(傍から見れば怪奇現象そのものであるが、辺鄙なところなので周囲には誰ひとり居いなかった)
・"おねえさん"と一緒に暮らす住処に彼を連れて行き、"おねえさん"の指示を仰ぎながら
 彼が目を覚ますまで彼の側で介抱し続けていた
・意識をはっきりさせた彼は、今居る場所や自分のことを聞いてきたので律儀に答えてあげた後、
 「アナタの名前は?」と聞くと「……覚えてない」という驚きの一言が返ってきた
・"おねえさん"曰く"記憶喪失"らしいのだが、その割には「名無しだからゴンベエね」と言うと
 ゴンベという種族を知っている口ぶりな上、自分が"珍しいロコン"であることも理解していて、
 本当に記憶喪失なのか疑わしいところだがそんなことはどうでもよかった
・"生きている誰か"と一緒に暮らせるかもしれないと希望を抱いていた自分には、
 この男性がどこの誰であろうと、自分に危害を加えないのであればそんなものは些細なことだった
・"ゴンベエ"が何だか気に食わない"おねえさん"をよそに、彼との共同生活が始まった

・ゴンベエと共に暮らすようになり、まず初めに日々の食事に変化が訪れた
・今までは火を通さないきのみや野菜、茸しか食べてこなかったのだが
 料理が得意だったらしい彼が毎日おいしい料理を作ってくれていた
(ピオン自身は火に抵抗がなかったが、ピオンのタイプを配慮した"おねえさん"に止められていた)
・昼間に行動すると変な連中に絡まれるからと夜型の生活を続けていたが、武術に心得がある彼が
 「いざとなったら俺が何とかするから」と、昼夜問わず好きな時に出かけられるようになっていた
・凍土の各所で暮らす比較的温厚そうな住民に対して、交渉したり仕事を引き受けたりと、
 記憶喪失だと聞かされた時には想像できなかったほどに、彼は他者と生きることに慣れていた
・自分の出来ないことが出来る彼に対して卑屈になりそうではあったが、
 そう思う度に彼は「こうして俺が生きているのもピオンのお陰だもんな」と言ってくるので、
 "本当にそうだ"と思わず錯覚しそうになりながら「はいはい」と素っ気なく返していた

・ゴンベエとの暮らしも5年が経った頃、彼から真剣な表情で問いかけられた
・「ピオンは出会った時からずっと姿が変わらない。進化していないから……かもしれないけど、
  それにしたって変わらなさすぎる。……なあ、お前は、"そのまま"で本当にいいのか?」
・自分が長年気にしていたことを彼の口から聞くことになるとは思わず、狼狽えてしまったが
 時間を置いた後に「……ワタシは、変わりたい……進化、してみたいよ」と勇気を出して答えた
・それを聞いたゴンベエが「じゃあ、一緒にここから出よう!ピオンが進化する方法を探そう!」
 と続けてくれたので、その言葉に二つ返事で答えようとした時に凄まじい悪寒が走った

・「黙って聞いていればくだらないことを長々と喋ってくれたわね、この女誑しが」と、
 低くはっきりした声が背後から響き、本来なら聞けないはずのゴンベエも反応していた
・幽霊である"おねえさん"は、憑りついた自分だけでなくゴンベエにも認識できるよう実体化した
・驚く自分やゴンベエを気にもかけず、手に持った針のような物でゴンベエを攻撃してきた
・彼女の攻撃を必死に避けるゴンベエと、口々に文句を言う"おねえさん"、
 自分は「止めねば」と呼びかけるも「何もできない子供の癖に」と彼女に一蹴されてしまう
・傷だらけのゴンベエはそれでも強い意思を持って"おねえさん"を見据えていたので、
 彼女は自分が聞きたかった"幽霊になった経緯"を自ら喋り出していた
・彼女の過去は思っていた以上に凄惨で、彼女が自分を"家族"と扱うことに納得できてしまった
・自分がここで折れれば、彼女の側に居続ければ、目の前の彼は死なずに済むと悟り、
 彼女に"お願い"をしようと口を開いた時、彼が自分より先に彼女に感情をぶつけていた
 「あんたが辛い思いをしたのは分かる。恨まれて殺された奴等に同情なんかしない。
  でも、だからって、ピオンの未来を奪っていい理由になるわけないだろ!!」
・「その子は私が助けなきゃ死んでたわ!私が守ってあげていたの!!分かる!?」
 「助けてあげたから死ぬまであんたの側に居続けさせるのは間違ってる、絶対に!」
 そうして2人が口論を続けていく中でいつの間にか"おねえさん"は涙を流しながら
 「私だってこんなこと無意味だと分かってるわよ!!」と本心の言葉を叫んでいた
・彼女の本音を聞き続けた自分は己のことのように悲しくて涙が止まらなくなっていて、
 口論していたはずの彼は悔しそうな顔をしながらも首を垂れ、泣き喚く彼女に向かい
 「お願いです、赦してください。ピオンを自由にしてあげてください…!」と頼み続けていた
・どうすればいいのか分からず時間だけが過ぎていく自分たちの前に突然
 「やっと見つけた!」と嬉しそうに声を上げる、白い男の子が現れた

・突然現れた白い男の子に、自分やゴンベエよりもずっと"おねえさん"が困惑していた
・"おねえさん"は「嘘、どうして……」と言い淀みながらも男の子に近付き、
 男の子は「だっておかあさんを迎えに来たから!」と、笑顔で彼女に抱き着いていた
・抱き着く男の子を抱き返す彼女は、先ほどの剣幕が嘘みたいに穏やかな表情をしていた
・男の子は「おかあさん、おとうさんが待ってるから、一緒に帰ろう?」と彼女に言い、
 彼女は自分の方を向いて思い悩む顔を見せていたので、自分は涙を拭いながら
 「ワタシならもう大丈夫だから、心配しないで……おねえさん!」
 そう伝えると、彼女は安心したように自分たちに一瞥して、消えて行った
・男の子は「おねえちゃん、おかあさんを一人にしないでくれてありがとう」と
 お母さんの真似をするようにお辞儀をしてから消えた

・自分が暮らしていた場所は生前の"おねえさん"が家族と暮らしていた場所で、
 自分が"おねえさん"と出会ってから姿が全く変わらなかったのは彼女に憑りつかれた代償で、
 これから自分は数年遅れの成長をしていくことになるのだと喜びを感じると同時に、
 自分を不器用ながらも守ってくれていた女性はもう居ないのだと寂しさがこみ上げていた
・そんな自分に「俺はピオンと一緒にいるよ」と、優しく声を掛けてくれる青年がすぐ隣に居た
・「ところでいい加減アナタの本当の名前を教えてくれる?」と
 意地の悪そうな顔で見つめていると、呆れた顔をした彼が溜息をひとつ吐いて
 「……"ふじお"だよ。ゴンベエはもう勘弁してくれ」と答えてくれた
・「ふじお……素敵な名前じゃない。これからよろしくね?ふじお」
 「俺の父さんが付けてくれた名前だよ。……これからよろしく、ピオン」
・笑い合いながら自分とふじおは、お世話になった住処を後にして純白の凍土から旅立った
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